弦巻楽団#26『裸足で散歩』をシアターZOOで見てきました。
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新婚生活を始めた新人弁護士・ポール(26)と妻のコリー(20代前半?)が、自分たちの上の階(屋根裏部屋)に住む初老の男性ベラスコとコリーの母親エセルと一緒に夕食に出かけた日、
はしゃぐコリーよりも、くたびれて帰ってきたエセルにより共感する自分は、確実に年をとったのだなあ、と。
そして、年をとることは残酷なことだなあと、前半のこのシーンでは思ったのです。
でも、後半。
思いがけず、ベラスコとエセルの地味ーなやり取りが、沁みました。
もはやエキセントリックにはなれない、老いた人間からポロリとこぼれ出る味わい深さよ…(しみじみ)
年をとるとどうしたって臆病になってしまって、大胆な行動に対する憧憬が生まれたり、そうできない自分が嫌になったり、葛藤したり、でもやっぱり踏み出せなかったり
まあいろいろするのだけど
「流れに身を任せる」ことだって、立派な冒険なのだ。
と、思ったなあ。
自分的に、良いタイミングで見れました。
本作は14日(月)まで。予約等詳細はこちらからどうぞ。
(編)

 

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