モエレ沼公園で始まった展覧会『ホーリー・マウンテンズ 内なる聖山へ続く三本の足跡(トレース)』のオープニングイベント、坂本大三郎×大久保裕子×島地保武 ダンス公演『三つの世界』を見てきました。
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いやー、これ、格好良かったですねえ。
一つひとつの振付に意味があるのだろうなと思わせる佇まいと、実際に動きとして格好良い二人のダンサーの踊りに、テンション上がりました…
トーク終了後お二人をダッシュで捕まえて、一番格好良いと思った部分の振付の意味を聞いたら、「祓う」という行為を振付に昇華した試みだったそうです。
なるほどー。
アフタートークの中では、坂本さんが「山伏は芸能の起源に関わる」というようなことを話していて、(今読んだら、当日配布の挨拶に「マツリのはじまりの痕跡を残す山伏の儀礼」って書いてあった)
山伏、いろいろ調べたくなってきましたよ。3泊4日ぐらいで修行体験してこようかな…
あとは
ダンサーの大久保さんが本作のきっかけを聞かれて、「自然と自分との境目が気になっていて、山伏の修行で暗い山中を走ると、山と自分との境目がわからなくなるという話を聞いて」と話していたり、
音楽を担当した蓮沼執太さんが話していた「ガラスのピラミッドの残響、長く音が漂う感じを、この作品の”見えないものへのアプローチ”という部分にシンクロできないかと思った」ということだったり
なんだかいろいろ興味深い視点連発の1時間でした。
ひとつだけ残念だったのは、坂本さん曰く「ダンサーは精霊という役割」だったそうで、実際そういった雰囲気ではあったのですが
そうなるとやっぱり、俗世を思わせる指輪は外して踊ってほしかったなあ。途中その指輪が目に入ってきたとき、一気に現実に引き戻された感あったもんな。
ということはさておき。
民間信仰って、全然触れずにここまで来てしまったので、そろそろこの辺も勉強したい。

俄然やる気が出てきた
(編)
 
 

 

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