『美術館が消える9日間』最後の土日となった先週末。
13:00からのドリ大授業『展覧会の舞台裏 -キュレーターって何をする人？』は、後日フォトレポートがWEBにアップされますので、そちらもお楽しみに。
15:00からはダンスパフォーマンスがスタート。

その後講堂で行われたスプツニ子！さんのレクチャーは満員御礼。「こんな大きな事故がないと、私たちは議論できないのか」という言葉が胸に響きました。参加者の多くを占めた学生さんへのメッセージも、同世代だからこその真剣な叫びがあったような気が。
18:00からはライブ演奏＆ダンスパフォーマンス。
冒頭のダンスパフォーマンスは、期間中に見た中で一番いいなと。原始的な欲求を感じさせる踊りが好きなのだな、自分は。
ライブのトップバッターは古立太一さん。

お次は塚原義弘さん。

会場の方々に携帯の着信音を鳴らして頂き、その合奏が第一曲目という「フッ」となるようなスタート。
塚原さん単独のライブを聴くのは初めてだったのですが、これがすごーーーーーーーーく良かった。映画を観ているときのような没入感を味わえました。
いやー良かった。
最後はこれが解散ライブとなってしまった角煮。

これが最後だなんて。

イントレの上で高らかに歌い中。

ああ楽しかった。
そしていよいよ最終日（4/10）。
ミーティング中のシンポジウムスタッフ。

シンポジウムの裏方というのは、地味に初めての体験なもので。やっぱりやってみないと、準備すべきものも隅々まで想像できないというか。
「こういうことをチェックしておけばいいのか」と、本来リハ段階でしておくべきことを、全て本番中に実感した次第です。
映像作家の石田勝也さんと、コンテンポラリーダンサーの木野彩子さんによる映像作品は、本当に素敵でした。もっと大きい音に包まれるようにして観てみたかったなあ。欲を言うと。
こちらの映像作品『20th sentiment』は、後日youtubeにもアップされるみたいですよ。観れなかった人、もう一度観てみたい人、楽しみにしていてくださいね。（私も楽しみ）
そして最終日の夜と言えば。
搬出です。
ドリ大授業で先生をしてくれた柴田さん（左側に首だけ見えております）は、伊藤隆介さんとベニヤ板を撤去中。

あ、茂呂剛伸さん。お手伝いどうもです。

ドリ大授業を受けてくれた高校生のキョウミさんは、搬出も体験中。

ちなみにキョウミさんは搬入も経験済み。（展覧会の舞台裏　ボランティア編参照）こうやって、展覧会を作る側の人が少しでも増えていくといいなあ。
あ、風間天心さん。

ドリ大授業で、「キュレーターの醍醐味とは？」という質問に「ペンキ塗りです」と答えた端さん（右）は、壁に残ったキャプションの両面テープを剥がし中（かなり地味な作業）。

最強に剥がしづらい両面テープでした・・・次回は使わない方向でお願いしたいところです。
そして（再び）最終日の夜と言えば。
打ち上げです。
が、
シンポジウムチームは、ちょいとお先にパネラーをして頂いた加藤種男さんとお食事へ。

これがかなり楽しかったのでございます。ワタクシすっかり加藤さんファンです。
ASAHI ART FESTIVAL（AAF）2010では、宮城県南三陸町で“生きる”博覧会2010が開催され、加藤さんも訪れたそうな。
そのときの町の方々のホスピタリティが素晴らしかったこととか、駅まで見送りに来てくれた方のこととかを聞く中で、「そのときの○○さんは津波で亡くなってしまった」と。
胸に詰まるものが。
AAFネットワーク活動支援募金や、ARTS NPO AIDなど、自分が知っている人の関わるプロジェクトを少しでも支えて行きたいものであります。
今日の搬出は仕事のため行けなかったのですが、偶然にも搬出を終えて帰る途中ののびアニキさんに遭遇。

「最後の最後で、美術館の外でのびアニキさんに会えてうれしいです！」と伝えたら、「君、もってるね！」と言われました。
このあと温泉などを堪能し、13日に北海道を去るそうな。
「温泉にもその格好で行くのですか？」と聞いたら「もちろんです！」と即答。温泉の人の反応を遠くから観てみたい・・・
そんなこんなで、あっという間の『美術館が消える9日間』でございました。
足を運んでくれた皆様、ありがとうございました！
そしてスタッフの皆様、お疲れ様でした！
昨夜は何次会まで盛り上がったのでしょうか・・・
（編）