先週金曜日の一本目。千年王國プロデュース『TOP GIRLS』
主人公は人材派遣会社で働く女性マーリーン。男性の上司に替わって専務取締役への昇進が決まったマーリーンの、お祝いパーティーから本作は始まります。
招かれたのは、イザベラ・バードや二条、法王ジョーンなど古今東西の歴史上・架空の女性たち。
この時空を超えた奇想天外なシーンが、もう賑やかでパワフルで、私はかなり面食らいました。
それだけに、「子ども」の話題が出たときの空気が一変する感じにはドキリとしましたが、
各人物の生き方や考え方など、第二幕以降に展開するマーリーンの状況についての伏線となる部分は若干見えづらかったなあ。
「我の強さ」をもっと違う形で見てみたかったような気も。
いや、でもパワフルなアプローチには「らしいなあ」という思いもあって、この辺は選択の結果こうなのでしょうね。
全くの現実世界となる第二幕以降は、やっぱりぐいぐい来ました。特に、生き方の「分断」が見事に現れた、マーリーンとジョイスの会話シーン。
ここ、ずば抜けて良かったなあ。
プロジェクト・アイランド『アイランド -監獄島』での砂と水が乱れ飛ぶ怒濤のラストシーンに続いて、TGR2014の名シーン出ました、という感じです。
 
(編)
 

 

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