今日は札幌国際短編映画祭2014(通称:SAPPORO SHORT FEST)へ。
昨日スタートということをうっかり忘れており(引き蘢ってたし)、毎年初日の朝一番に上映される「文化庁メディア芸術祭プログラム」を見逃しました…涙
それはさておき
今年はアニメーション部門のプレビュー選考委員をしたので、パンフレットを見ながら「あ、これがコンペティションにノミネートされたのかー」という個人的楽しみもあり。
今日見たのは、「I-C 心の神秘」と「I-E イマジネーションの扉」。
I-Cで特に好きだったのは、12分間この次に絶対何か起こりそうだ…とハラハラしながら見てしまう『戦慄の悪戯』、
視力を失った男性の3年間に渡る音声日記を映像化した『光の喪失』
現在自分の興味を占める暮らし方が、物語の大事な要素になっている『パフ・パフ・パス』など。
『光の喪失』の「知覚は美しい」という台詞にはハッとしたなー。
I-Eは何と言っても『サイの行進』!!!
自分が住んでいる街の見え方までちょっと変わってしまうような、イマジネーションあふれる素敵な映像表現。
主人公の男性が街を歩いているときに、電話で話している人の「彼女にきちんと伝えた方がいい」という台詞が耳に飛び込んでくるシーンとか、あるあるこういうこと。
最後はぐっときました。超おすすめです。
普段の生活にはあまり「隙き間」ってないものですけど、例えば「人が飛び降り自殺をしたときの、屋上から地面までの時間」とか、(そういえばどちらのプログラムにもこのモチーフがあった。)
「街中のサインが、別の意味合いを帯びてくる瞬間」とか、
世界の中にいかに「隙き間」を見つけて、映像ならではの表現で描いていくのかってことをぼんやり考えつつ。
あとはI-FとI-Gも見れたらいいな。
それとアワードプレミアムも。
映画祭は13日までです。ぜひ!
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