昨日は、北海道立近代美術館で開催中の「栗谷川健一展 ―北海道をデザインした男」へ。
表面に数々のポスターが掲載された、中村聖司さん(北海道立近代美術館学芸第三課長)による解説(四つ折り)↓がもらえるのも嬉しい。
原画とポスターを見比べたり、原画表面のぽってりとしたたまり具合(ポスターカラーにアラビアのりを混ぜたものを使用していたそうな。※他の画材を使用したものもあり。)が何とも良かったり、構図にテンション上がったり。
なんでも、作品の構図や明暗表現には、修業時代にたくさん見て回った映画のカメラアングルや照明効果がおおいに生かされているそうですよ。
ということを、道新で出しているミュージアム新書(著者は鎌田享さん)で知りました。
ちなみに、構図で一番「おお!」となったのは、稚内の観光ポスターです。「この地平線ときたら!」って感じで。
(でも本作、前述の解説にも本にも掲載されておらず…残念!)
「北海道に限らないが、地方が本当に地方のための向上をはかるためには、どのような分野でも一時期、田舎臭いもの、土の臭いのするものから育てるべきではないか、それを恐れていては本物の地に着いた文化は時間を無為に過ごすだけではないか。」
という言葉も、思わずメモしてしまいました。
本展は3/23(日)までですので、ぜひ。チケットもかわいいですよー。
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