『踊りに行くぜ!!Ⅱ』 vol.4 札幌公演をコンカリーニョで見てまいりました。
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1つ目の『カレイなる家族の食卓』(2010年度vol.1より再演)が、いきなりとても楽しかったです。
エンケンの「カレーライス」で踊るシーンには、かなりテンション上がりました。

このときは舞台上の2カ所の映像がリアルタイムで2つのスクリーンに流れ、その4つの独立した視覚対象(2次元と3次元)の奇妙な絡み合いが、なかなかに面白い視覚体験で。
本作は同じくエンケンの「雪見酒」で終了。はあ満足。
2つ目は『アフタートーク』
東海林さんの脳内は、アフタートークのときあんな感じなのか…笑
緊張がマックスになって頭真っ白になったと思われる後半は、一瞬なのだけどとても長くもある脳内時間を漂っているような彼を見て、もし自分が司会側だとしたら対応に困るだろうなー、なんてことを考えながら眺めておりました。
3つ目は『ヤマナイ、ミミナリ』。
これは何と言っても音楽が秀逸。(担当されたのは、NibrollのSKANK/スカンクさん)
なかなかの圧をかけてくる音と、それとは異質なダンサーの身体による音や紙袋のつぶれる音、が交差する瞬間の気持ち良さときたら。
音のレイヤーの上下関係が変化するのが面白かったです。
4つ目は『Avec アヴェク 〜とともに』。
振付家/演出家が札幌に滞在し、地元で募った出演者とつくった作品。
なのですが、見たことのない方もチラホラと。
何だか面白い雰囲気の本田大河さんは、ダンススタジオマインド所属の中学生とな。ライオンキングのヤングシンバ役をなさっていた方らしいですよ。
神島百合香さんと横岡諒さんは札幌舞踊会のお方とな。神島さんの美しさにウットリ。
という上記の情報を、隣の隣あたりに座っていらした札幌舞踊会の奥山さんから帰り道に聞きつつ。
最後の作品を見ながらぼんやり思ったのは、
物語性というか意味に対する想像のスイッチがまず入って、そのあとに動きに意識がいくというパターンと、
まず動きに目が引かれて、そこから抽象的なイメージ(具体的な物語は追いつかない)が広がっていくというパターンと、
自分には2つあるのですが、
どちらを求めているかと言うと、後者かなあ、と。
意味よりも身体が前にあってほしいというか…うーん、この辺はまだぼんやりしております。
話戻り。
『踊りに行くぜ!!』は毎回濃い4作品が揃うので、まだ一度も足を運んだことのない方は来年ぜひ。
(編)
 
 
 

 

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