遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
このブログも、旧ブログと合わせると今年で7年目。今年もいつもどおりに更新していきますので、昨年からスタートさせたWEBサイト『ジユウダイ!』と合わせて、チラ見していただければ幸いです。
年末年始はひたすらに本を読んでいたのですが、池上高志『動きが生命をつくる -生命と意識への構成論的アプローチ』という本の中に、
世界の理解の仕方として「誰かが強力な志向性のもとに細部を束ねてストーリーテリングするものではなく、並列的に走る異なるテクスチャーの総体として提示するもの」という一文があり、
「自然現象は、生命/非生命現象含めて多様なテクスチャーの総体であり、一通りの解釈をゆるすわけではなく、無尽蔵の発見が待ち構えているオープンシステムである」と。
この文章がとてもしっくりきたというか、
自分は今、人の手によって創出されるテクスチャーを通して、世界を捉え直したい欲望が大きいのだな。
(ちなみに、テクスチャーの一例として、音楽の場合では一音の持つ複雑さ、音の動きといったもの、演劇においては個々の役者の持つ筋肉の動かし方、カタチの美しさ、などが挙げられています。)
舞台作品で言うなら、最初から設定されている物語やテーマは自分としてはあまり重要ではなく、その場で引き起こされた何か、は何だったのか?について考えたい。
それらを言語化するには知識も体験も、まだまだ全然!足りないのですけども。
何はともあれ、ミーハーに、好奇心の趣くままに、いろいろなことを発見していきたいな。
ということで
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(編)

 

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