土曜日の2本目は、うわの空・藤志郎一座『水の中のホームベース』@シアターZOO。
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そのハガキに、
思わず心が熱くなった。
向かわずにいられなかった。中学時代の同級生から届いた一通の便り。
卒業以来連絡など取ったことなどない。
そんなことをするような奴じゃない。
野球部の、エースだった、
フジムラ。
俺たちのヒーロー。
再会に心躍り、店の扉を開ける。
しかしそこには…

シアターガイドより)
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彼らの作品は、すべて台本のない「口立て」でつくっていくそうです。
そのせいかどうかわかりませんけど、とにかく、「実際にも仲が良いのだろうなあ」と思わせる、微笑ましいやり取りが特徴。
「一座」という感じ、するな。
前作もそうだったのですけど、2時間ほどある上演時間の、1時間半くらいはくだらないやり取りが続くのですよね。
そして散々くだらないことを言った、その次に、無防備な心で発せられる言葉があり、(今作だったら「何で?」という言葉)
「くだらなさ」を厚くかぶせた心と、無防備な心の、その対比にぐっとくるのだなあ。
ずらりと並ぶ元チームメイトたち、の間にぽっかりと空いた一人分のスペースが、口にされなかった時間や思い出を濃厚に語っておりました。
延々と続く無駄話?がピンとこないと見ていて結構つらいのですが(前回はつらかった)、今作は「次に来るのは誰だろう?」というお楽しみ効果もあり、だれずに見ることができました。
甲子園があるせいか、サッカーより野球の方が、より青春色を強く感じるのは自分だけでしょうか。
(編)

 

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