土曜日は、ATTICで開催中の、kensyo個展『背骨/35,4℃』へ。
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暗闇の中に浮かびあがるガラスケース、その薄いガラスを1枚隔てた
手が届くようで届かないような距離に女性が存在していて、さらにその奥には闇が(あるいは光溢れる世界が)どこまでも続いている。
その「手の届かなさ」は、「まばたきをした瞬間に消えたけれど、まぶたの裏に焼き付いて離れない」というのと同じような、そういう距離感で。
それは作品のサイズとも素晴らしく合っていたのでした。
ひそやかな音の効果も素敵。あと、ガラスって、kensyoさんの美意識というか、美しいものの捉え方にとてもあった物質だなーとも思ったり。
背景が黒い作品は、その女性を覆う闇自体が匂いを持っていそうで、個人的にかなり好きでした。
本展は2日(水)まで。18:00-23:30という開館時間ですので、仕事帰りにぜひ。
お勧めです。
(編)
 
 
 
 
 

 

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