昨日のギャラリー巡り。スタートは市民ギャラリーからでございます。

今北海道造形デザイン専門学校、札幌大谷中高美術展、道都大学中島ゼミ展、と3つの学校の展示が開催されておりますが、私のお目当ては中島ゼミ展です。

とは言え、造形デザイン専門学校の卒業制作展もふらふらっと見てみると、OBの佐藤忍さんによるペーパーイラストが。(↓立体なのがわかりますでしょうか?)

すごー

紙ってすごい。

大谷の展示もふらふらっと見つつ、やってきました中島ゼミ展。

はい。フレッシュな3人がお出迎え。

左から堀成美さん、住吉直道さん、『THE BEGINNING』にも出展する阿部真大さん。

「Becchi」という名前で展示している阿部さんは、以前お会いした時と違ってワイルドな出で立ちでした。堀さん曰く、「2年前の長髪のときが一番良かった」そうで、現在髪を伸ばしている最中とのこと。

住吉さんの一連の作品の雰囲気、結構自分の好みのど真ん中で。彼の絵が挿絵の絵本とか、いいと思うのですが、いかがでしょうか。

ということで、一枚購入。いつか彼の絵が採用された絵本が出版されて、原画展が開催されることになったら、ワタクシいつでも作品を貸し出しますので。

阿部さんの、じゃがいもの花を描いた作品も素敵でした。これも『THE BEGINNING』に出したら、絶対売れると思うのです。だって、私も思わず買ってしまいましたから。

その後、ROOM11へ。

もうね、武田浩志さん齋藤周さんの作品効果で、ROOM11内に幸福感が溢れております。これは必見。

あの空間に身を置くだけでも違いますので、3/13(日)までの会期中に、ぜひ一度は足を運んでほしい展示です。

私はというと、ここで動悸が荒くなるくらい心を鷲掴みの武田作品と、うっとりする制作背景が垣間見える、これまたいつまでも眺めていたい齋藤作品に出会ったのですが、自分の財政状況が破綻気味なので、少しご相談をば。

自分人生で、和服にはまったときも一度すっからかん(むしろ赤字)の状態になったものですが、わりと今二度目の危機を迎えております。

でも、作家さんの手がける和服も絵も、一期一会なのです、自分にとって。他の人の手に渡れば、あとからほしいと思っても遅いのでございます。今でも「あのとき頑張って買えばよかった・・・」と思い出す帯があったりするものですから、心を鷲掴みにするものはとにかく買う!そしてその後慎ましく暮らす!

で、次に向かったのはsalon cojica

ここでは針さんのイラストブックを購入。

かーわーいーいー

「そんなこといったってさぁ〜(我慢)できるわけないじゃーんむりじゃん」と私の心を代弁する女の子。そうだそうだ。

で、最後に大通美術館へ。

「破る」行為から考えた紙製品を提案した、柴垣綾子さんの『biriri』。ぜひ製品化してほしい。

伊藤美折さんの発達心理学に基づく年齢別絵本、『成長する絵本』もよかった。物語に終わりなんてないですし、その続きを子どもの成長に合わせて見せて考えさせるってのは、今までありそうでなかったなあと。作品は小学校高学年向けで終わっていましたが(確か)、これ、普通に大人向けまで発展できそうなコンセプトですよね。

大人向けになったら、もう環境破壊とかワニ革の違法捕獲とか、リアルにドロドロした内容になりそうで、それはそれで興味があります。

そして何と言っても渡辺沙織さんの『knoflik クノフリーク』。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=n3q8Dq6ZoBk&feature=related[/youtube]

こちら、展示してあった舞台セット。

観た人は、きっと全員ヤパチェクファンになるであろう愛らしさと温かさで、「いいもの見せてもらったよ」という心持ちに。

ヤパチェクは、どんどん世に出ていってほしい・・・

そんなこんなでかなり長くなった一日の締めくくりは、ドゥビ家での毎年恒例きりたんぽ鍋。

北海道造形デザイン専門学校でコンピューターグラフィクス(確か)を教えている北嶋さん(左端)が、毎年実家のある秋田からきりたんぽ鍋セットを持参してくれるのです。(ちなみに右端は同校でインテリアデザインを教えている大橋さん。)

きりたんぽって、切ってあるからきりたんぽで、秋田では切っていない「たんぽ」として売られているそうな。ほう。

今年は青森〜秋田の東北ツアーをしたいなあ。

最後に、おひなアイス。

うむ。まんぞくまんぞう。(←ミドリさん風)

(編)

 

2 Responses to 楽しや札幌アートシーン

  1. becchi より:

    記事と写真のUP、作品のお買い上げ有り難う御座います。
    スペースに余裕があればimoも是非展示させて頂きたいですね!

    僕からすれば自分なんかより住吉君の存在、絵の方がよっぽどワイルドですよ!
    僕も髪を伸ばして早く掘さんに素敵コールをして頂きたいですね。

    ちなみに僕は万年金欠なんで
    色々な作家さんたちの展示を見に行く度
    口からヨダレ垂れ流しです。

  2. (編) より:

    住吉さん、存在がワイルドって(笑)。その辺、絵を引き取るときに詳しく聞いていいですか。
    『THE BEGINNING』も楽しみにしておりまーす。

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