昨夜は、弘前劇場のドラマリーディング公演を見にシアターZOOへ。

長谷川孝治さんの短編小説集と書き下ろし作品より三作品。
聞きながらボンヤリと、小説って「物語を進行させていく言葉」と「心に楔を打つ言葉」、そして「想像力を照らす言葉」、の絶妙なバランスでできているのだなあ、と。
物語を進行させる言葉だけだと味気ないし、心に楔を打つ言葉が多すぎると暑苦しい。そうしてじっと耳を傾けていると、たまにポッと想像力を照らすような言葉が現れる。
この三種類の言葉の現れ方、そのリズムがいい物語は、聞いていてとても気持ちがいいのです。これは読むのではなく、聞くことで、より感じられることかもしれません。
話変わり、昨夜の三作品の中で、ドラマリーディングとして一番好きだったのは、『津軽の詩・写真の声』という作品です。
物語や方言詩(とそれを語る役者さんの声)、小島一郎さんの写真、音楽、が、それぞれに力を持って平等に存在している感じで。
「いろいろな要素が舞台上で拮抗している」ってことは、今の自分の興味関心の一つであります。(『佐々木君』で流れていた、ちあきなおみの歌は、なかなかに物語に拮抗していた)
ちなみに、読み聞かせとドラマリーディングは何が違うのかしら、と思っていたら、「空間」を意識しているかどうか、と長谷川さんがおっしゃっておりましたよ。
なので、演出という作業がとても大事だそうです。
本公演は、残りは本日28日14:00〜/19:30〜。上演時間は90分。
シンプルだけど豊かな、こういう時間も好きだなあ。
(編)

 

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