昨夜、BLOCHのプロデュース公演『売春捜査官』を見てまいりました。

これは、つかこうへいさんの有名な戯曲なのだそうで。
だそうで、と言うのは、
いかんせん自分の場合、演劇を見始めたのはここ1、2年のことなので、演劇好きな人にとって「これは知ってて当たり前」という知識はほぼなく。
(でも、つかさんの名前だけは知ってましたよ。)
えーと、元々は『熱海殺人事件』という作品があって、その『熱海〜』の設定などを変えた作品がいくつか存在して、『売春〜』は部長刑事木村伝兵衛を女優が演じる、というバージョン。
という捉えで大丈夫でしょうか?
設定は変わっても、いくつか『熱海〜』と同じスタイルをとる「お決まり」があるみたいで、冒頭で白鳥の湖が流れるところとか、犯人に花束をバッシバシ叩き付けるシーンなんかは、それのようです。
いろいろ見比べている方なんかは、そのシーンでニヤニヤできるのでしょうねえ。
私はというと、
まさにその「犯人に花束をバッシバシ叩き付けるシーン」の一連の流れが凄すぎて、もうそのシーンしか思い出せないというか…
いやー、あのピークの持っていき方というか、熱量というか、狂乱というか…いやはや。
あ、でも誰かとこの作品について語るなら、浜辺のシーンだと思います。
ちなみに、本作の演出をされた高橋聡さんは、「つかこうへい北海道演劇人育成セミナー」でつかさんのもとで師範代を務めていた方だそうです。(BLOCH和田さん情報)
またつかさん作品を上演してほしいなあ。ああいう感じのものが、自分にとっては逆に新鮮だったもので。
(編)

 

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