GALLERY 門馬 ANNEXで開催中の『幻影をもとめて』を見てまいりました。
この場所は、現オーナーの大井恵子さんのお母様で美術家でもあった、門馬よ宇子さんのご自宅兼ギャラリーだったところで、5年前によ宇子さんが亡くなられてからは、大井さんが引き継いでいらっしゃいます。
入ってすぐの伊藤隆介さんの作品から、大井さんがいろいろとお話してくださって、
初めて、現在の形になる以前の居間の様子を知ったのでした。(作品について、隆介さんがご自身のブログに書いておりますので、リンク先をぜひ!)
そして、門馬邸の全ての部屋を図面におこした田上穂波さんの作品。
今まで何度も足を運んだ場所なのに、全く知ることのなかったその構造に驚き!
プラス、彼女はもう一つ、普段は公開していない部屋を使ったインスタレーションもあって、これが何とも良かったのであります。
その部屋を出て、
「すごく良いですね!」←私
「すごく良いのよ!」←大井さん
「ホントすごく良いです!」←私
「ホントすごく良いのよ!」←大井さん
というやり取りがあったくらい、何とも言えない良さがありました。
とても私的な、でもその私的さにハッとするような、深く感じるものが。
乗田奈々美さんの作品もかなりツボで…空中を飛んでいくリンゴを確かに見たような。
そして地味に大井さんと会うのも久しぶりだったもので、ついつい長話。自分よりぐっと年上の人だからこそ話せることってありますよね。
昨日と今日とで、大体最近自分の中にぼやーんとあったことは外に出したかなあ。
悔やまれるのは、時間を見て慌ててギャラリーをあとにしたために、ANNEXに展示してあった神内康年さんの作品を見忘れたことです…
はあ…
『幻影をもとめて』は、15日(土)まで。
展覧会の冊子も楽しみだな。写真は酒井広司さんが撮影したのですって。
(編)

 

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