昨夜の恐怖短編映画まつり@円山公園特設テント。
恐怖というよりは、むしろお笑いというか…
ReguReguの『森の贈りもの』は、もう、ReguReguですから言わずもがな。フェルトの動物たちの愛らしくもあり、悪魔っぽく狂ってそうでもあり、な佇まいと、コトの顛末にニヤリ。
彼らは昨年末に、ショートフィルムセレクション DVD『ゆめとあくま』も出しております。ご存じない方はこちらをどうぞ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=qB5_FehZxA4[/youtube]
お次は、今まで数々の手描きアニメーション作品を発表しつつも、「ストーリー仕立てのものは初」な斉藤幹男さんの『たんこぶ手長地蔵』。
いやこれ面白かったです。ご本人はえらい恐縮していたけど、またどこかで上映してほしいなあ。
効果音というか台詞というか、妙な音も笑った…
そしてお次は、初アニメーション作品となった犬養康太さんの『新太(ニュータ)』。
まず、彼は面白い漫画を描きますから、それが動く画でもそりゃ面白いよなあ、と。
彼の絵も音楽も好きですが、それらを一度に楽しむことのできるアニメーション作品ってのは、表現手段として一番良いのかもしれません。
なんてことを思いつつ。
彼らの短編作品は、もっと見てみたいものであります。どこかそれ系(←どこ?)のところに応募してみればいいんじゃないかなー。
あ、昨日は
のざわゆきお風刺漫画展『Jeux interdits』@アリアンス・フランセーズとか
槌本紘子&マリン・ペターソン・エーベリ 二人展『Somewhere -not here』@D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO by 3KGとか
も見ました。風刺漫画、好きです。
久田恵さんの『サーカス村裏通り』も読み終えました。
1984年にキグレサーカスで一年間、炊事係として働きながらテント村生活を送った著者の記録。
新しい土地で初めて自分の寝小屋のテントを設営した際に、他の家族の設営の様子を見て
「あたかも男と女が対で生きることの原型を見るような気がして、粛然とした想いにとらわれた」と。その言葉に続く、一連の記述が非常に興味深かったです。
そしてサーカス村で生活するようになって、みるみるたくましくなっていった自身の4歳の子どもが、その後、学校のような場所と折り合えず、高校では不登校になった。という後日談も。
ふむ。
お勧めの一冊でございます。
(編)
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