昨夜見てまいりました。『輪舞』(原作:アルトゥル・シュニッツラー/脚色、演出:橋口幸絵)@シアターZOO。
いつものZOOとは違って、舞台を挟むように客席があるため、至近距離であんなんやらこんなんやらを見ることができます。
「1対の男女の性的関係を、登場人物を入れ替えながら8個の対話場面でつなげる」構成ではありますが、カラッと除菌されているので生々しさはなく(←へーと思いましたが)、むしろ除菌されたことで可笑しさが際立つと言うか。
そして舞台上から一見消し去られたかのように見えた生々しさは
登場人物が入れ替わる瞬間の、視線の交わし合いにぎゅっと凝縮されて表現されていたのでした。
これにはかなりゾクッとしました。(つまりそのゾクゾクが8回味わえます)
個人的には、女優と国会議員のパートが一番いいなと。このときの宮田圭子さん(女優役)、無茶苦茶良かったのであります。「女」って感じで。
それにしても、あの至近距離で自身をさらすのは、なかなかに勇気がいるのでは…でもその甲斐あって(?)見終わった後に、登場人物(自分だったら、主に男性の役者さんのこと)についていろいろ話が盛り上がりそうな内容となっております。
女性同士で見に行って、観劇後はすすきのでお酒でも呑みながら、登場人物をネタにぶっちゃけ話をするのもいいかと。細かいこと言うと、女子高生のパンツのタグがぴょこんと出てる辺りもリアル、とか。(←たまたま?)タグって皆さん買ったときに切り落としてます?
そんなこんなで残りの公演は、
本日(6/29)は19:30〜
6/30(土)14:00〜/18:00〜
7/1(日)14:00〜
7/2(月)14:00〜
前売り当日共通で2,000円。詳細は上のリンク先からどうぞ。
登場人物が入れ替わるときの視線の交わし合いは、お見逃しなく!
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