一度見たいと思っていた二つの劇団が、立て続けに札幌公演を行うというありがたさ〜。
まずはゆうめい『養生』
パンチがあって、これ絶対語りたくなる作品!ダイナミックに変容する空間は観ていて本当に楽しかったです。(鍵をぶっさしたエレベーターを追いかけるシーンが大好き)
登場人物の抱えるものに対しては、それこそ自分は安全圏から…みたいな感じで言いづらいのだけど、特に阿部が阿部なりの幸せをこの先見出して生きていってくれるといいなと思いつつ。
でも、観劇後にツイッタで感想をいろいろ見ていたときに、阿部に関して「わかりづらいけど真性のクズ男」みたいな投稿を見かけて、確かにそうなんだよなー、と。
「一度中出ししてみたかった」ことの結果として彼女を妊娠させ、結婚して二児をもうけたけれどDV野郎になってしまって妻に逃げられる…というクズ男なのだけど、
自分はその阿部の屈折というか「何者にもなれない」鬱屈さなど背景がわかってしまったため、つい幸せを願ってしまったのだった。
この、「相手の背景を知ってしまうことで、行為を減罪してしまう」効果って、どうなんだろう。こういうことが、いわゆる「被害者より加害者に優しい社会」をつくる原因になってしまっているのだろうか。
とても難しい問題だなと思った次第。
続いて、贅沢貧乏『わかろうとはおもっているけど』
「言えないのはなんでだって話だよ!」というセリフに「ホンマやで!!!」と声に出して同意したくなってしまった。
とはいえ「本当に言いたいことを言いにくい」関係性にある人が、その関係性を変えるために払わなければならない途方もない(そして無駄骨に終わる可能性が高い)労力も、とても簡単に想像できるわけで。
そうやって諦めるか、低いレベルでの妥協を強いられるのは、大抵女性側なんですよねえ…。
こういう場面に触れるたびに、「何でも言えること」と、それをきちんと聴いてもらえるという今の恋人との(恋人であり一番の友人であり、親かな?と思うくらいの愛情深い)関係性の尊さにしみじみしてしまう。
それはそれとして、本作の舞台美術のような部屋に住みたい…!と思うくらい、とても素敵な舞台空間でした。美しい曲線を描くレールに吊り下げた、柔らかいきれいな色の布で空間を幾重にも分けて、レールには絵も飾って。(上の予告編から伝わります?)
眼福なお部屋だったなあ。
来年度のhitaruの演劇プログラムも楽しみです。
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