仕事月間で4週間近く放置してしまいましたが、まずは個展と本屋さんのハシゴをした日のことから。
スタートは、「高橋喜代史展 みえない多面性」@CAI03
【今週末11月10日(日)まで】
高橋喜代史展 みえない多面性地方や社会の問題に個人の心情を重ねる作品を発表する美術家が、新プロジェクトにまつわる映像やオブジェ、平面作品などを展示しています。
会場:CAI03
(11/13-12/22は予約制でご覧いただけます)https://t.co/kcwcxOUPRB pic.twitter.com/jDD1nbBYAp— projecta (@projecta_org) November 9, 2024
展覧会に先駆けて空き地で開催された「フリー・スイカ・バー / Free Watermelon Bar」で思ったことだけど、やっぱり、知らず知らずのうちに強者や加害者側に加担してしまう状況はあっても、知らず知らずのうちに弱者や被害者側に加担する状況はあまりないわけで。
無関心でいれば自動的に強者側に有利に働くような仕組みが多いことに比べ、後者は弱いだけにそういう有利性は存在せず、どうしてもそこへの支援を声高に叫ぶことが必要になる状況が多い。
のだから、そこを逆転させるようなしたたかさだって、あっても良いね。
ということに尽きるかなあ。
お次は500m美術館をチラ見しながら、森本めぐみ個展「土器と付着物」@空間へ。
宙に浮いてる人?に大層グッときたのだけど、TO OV cafe一典さん&森本さんと話す中で出てきた移行というワードから「ただそこに在るだけなのに変化していくもの、自分が小さくなる感覚」みたいな話が森本さんから出てきて、自分が子どもの頃から繰り返し見る夢を思い出し、「わかる!!」ってなりました。
本展では後日トークも開催されていて、その感想ツイートなども興味深く拝見したのだけど、何かに縛られること(責任を負うこと、と言っても良い)と無縁に生きてきた自分には受け取れない感覚というのもあるなあ、としみじみ。
彼女の作品に対して、自分ごととして共鳴しながら強いものを受け取っている人の言葉に触れると、(とはいえ自分はやっぱりそれを望まないことに変わりはないのだけど)まぶしさを覚える。
これは、隣の芝生ってやつですね。
話戻って、お次は北18条へ。
Seesaw Booksへ行く前に、チェリーメリーで糖分補給。
秋冬限定のカボチャマロンパフェ、とても美味しかったです。
Seesaw Booksではこちらの2冊をゲット。
『ほんのささやかなこと』をちびちび読み進め中。
本といえば、伊藤比呂美『閉経記』、とても面白かったです。
あっけらかんとしてて、あけっぴろげで、ハマると突っ走って向こう見ずな人生の先輩!なぜジーンズを履かなくなって、スカートを履くようになったのかが最高でした。
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