ただ今開催中のシアターZOO演劇祭『ZOO11』
チラシには「弦崎東総合病院」と書いてあって、正直「?」だったのですが、到着すると意外なくらいそこは病院でした。ケガの処置とかされている人もいて。
で、観たのはTBGS.の『可愛そうなアノコ』。TBGS.と言えば短編の『117』という素晴らしい作品をお持ちですが、長編(今回は70分)を観るのは初めてです。
ZOO11HPの劇団からのメッセージのところには、「TBGS.本来の鬱屈したお芝居になります」と書かれていたので、昨夜観ながら、なるほどなるほど、と思いはしたのですけどね。
うーん、鬱屈の具合がどうも中途半端というか…鳥肌が立ちそうで立たない、気持ち悪さを感じつつ。(あ、婦長には一瞬さわーっと鳥肌が立ちそうになりました。)
何と言うかまあ勝手な希望ですけど、こちら方面で行くなら、もっと途中でしんどさのあまり席を立ちたくなるような突抜け感がほしいなあ。とは言っても、突き抜けないから鬱屈、なのですよね、きっと。
でもあえてそれを芝居として観るなら、せっかくなら鳥肌がぞわーっと立つくらいの精神的ダメージを与えてほしい。
汚い言葉遣いや暴力性なんかも、人を嫌な気持ちにさせる材料としては至極真っ当なのですけど、あえて観に行くなら、言葉を使う表現としてもう一工夫ほしいというか。(←上から目線)
なんてー。
ちなみに少し話はずれますが、途中「そんな女いねーよ!」と「イライラしながら(婦長語録)」観ていたシーンも、ラストで、あ、そういうことね。となってホッとしました。ホントにもう…
TBGS.の残りは、8日(金)20:00からと、9日(土)15:00からです。『117』ファンの方は、違うTBGS.の姿をどうぞ。
(編)

 

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