ザザザーッと振り返り。
11/25(月):記録集関連と、事務仕事。提出書類の多さよ…
11/26(火):「相川みつぐ個展」開催中のTO OV cafeへ。恵さん&たまたまいらした井越さんとお話。
↑水石について学びました。あと人形劇の話から「あらしのよるに」の話になり、映画版の予告編を「これはやばいですね」と軽く涙ぐみながら3人で見た次第。
夜はACF札幌芸術・文化フォーラムの「どうなる?日本の文化政策 -あいちトリエンナーレを契機に-」へ。
公共性と公益性、寛容性という言葉をキーワードに意見交換する中、大澤寅雄さんが紹介していたのが、アンドレ・マルロー文化大臣の1966年10月27日フランス国民議会での演説
「フランス国立劇場オデオン座でのジャン・ジュネ作『屏風』の上演に対する批判に関する所感」。
全文の日本語訳がありましたので、こちらからどうぞ。
確かなことは、「この芝居は私の気持ちを傷つける、だから禁止すべきだ」というようにみなさんが考えるとすれば、それは異常な考え方だということです。理にかなったまっとうな考え方とは、次のようなものです。「この芝居があなたの気持ちを傷づけるとおっしゃるなら、その芝居の切符を買うのはおよしなさい。他の芝居を観に行けばよいでしょう。必ず観なければいけないという義務はあなたにはないのです。(お芝居は)ラジオやテレビ放送とはわけがちがうのですからね」というよりリーゾナブルな考え方をすることです。
(略)
『屏風』を上演するために国が助成金を出すべきかどうかが問題なのではないのです。国立劇場のような劇場で、ある一定の方向に向かう作品だけを上演すべきかどうか、が問題なのです。
マルロー。
話戻り、質疑応答に絡める形で「もし自分が市の職員だとして、今回のような企画を持ち込まれたらどう対応するか?」という話題になり、
大澤さんが「もし自分が職員だったら」という想定で示した回答は「不快だと言う人、いろんな見方をする人たちとの間に、どう対話する場をつくりますか?その場を一緒につくりませんか?」と企画者に提案し、一緒に対話の場をつくるってことで。
それは確かに理想的だな、と。
全然話を聞く気のない極端な人とは何をしたって噛み合わない気がするけど、自分も含めてその中間にいる人たちなんかは、こういう対話の場を通して「相手の意見と自分の考えを反復する時間」を持てるような。
その思考の反復、相手の考えと自分の考えを行ったり来たりすることが、なんだか大事なことのような気がしている最近です。
あ、そういえば、ACFで使われていた質問のリアルタイム回収サービス「Slido」、
リアルタイムで表示するかどうかは別としても(どうしてもそちらに気を取られて、話に集中できなくなる問題はあると思う)、回収システムとしては便利そう。メモメモ。
11/27(水):事務所で事務作業。翌日からの個展を控えたヴィンセントさんが、せっせと搬入しておりました。
11/28(木):うっかり屋内仕様の格好でヴィンセントさんの作品を解説付きでじっくり見てしまったために、すっかり身体が冷え切る。冬のnaebono1階での展示は酷…。
ちなみにヴィンセントさんはインスタグラムで制作過程を動画で紹介しており、とても素敵なのでこちらもぜひ。
11/29(金):某所にてひたすら撮影。
の合間に取材。わりと長丁場だったけど、貴重な機会でありました。
11/30(土):ひたすら原稿書き。合間の息抜きに読み始めたのがこちら。
「人間ならざる存在との密接な関係および共存」に意識を向けるモートンの環境哲学からの、ちょっと寄り道。
年末年始はお山で読書三昧したいです。
今日はヤジポイのイベントに行ってきまーす。
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