ということで、無事たどり着きました。プラハ。
旧市街広場横のホテルにひとまず荷物を置き、一息ついてから、プラハ芸術アカデミー（DAMU）を目指して、いざ。
で
とりあえず通り過ぎた旧市街広場。パッと目につく2本の塔を持つ教会はティーン教会。

15世紀前半にフス派（下の写真の像がヤン・フス。宗教改革の先駆者とな）の本拠地として機能していたそうです。

こちら↓が旧市庁舎。建物の左側に天文時計があり、その前にはめっちゃ人だかりができておりました。

広場から5分もかからないところに位置するDAMU。


1階にはカフェも入っております。洒落とるー。

会場には、あしり座のヨーロッパ支部メンバーという、イヴォナさんもいらっしゃいました。

イヴォナさん、以前札幌にお住いの頃に人形浄瑠璃講習会を受けていたのですって。
ちなみに矢吹さんが手にしているイヴォナさん土産は、タタール人によって切り落とされたという耳の形をしたお菓子。八角？っぽいスパイスが効いた美味しい焼き菓子でした。
そんなこんなでWS受講生も到着。女子が炊飯器の内なべを抱えて入ってきて「ランチを内なべにいれて持参するとは豪快な…」とつい見てしまったのですが

講師陣のためにマッシュポテトを作ってきてくれたのでした。なんてええ子や。
札幌チームから振舞ってるのは、白い恋人。

食べ物交換で場が和んだところで、本日のWSスタート（WS自体は3日目）です。
まずは前日休んだ学生のために、復習も兼ねてさくらさくらを。

あしり座講師陣による人形の解説もあり。私もWS見学は初なので、「そうなんだ〜」ということが多くて楽しい。

参加学生は、人形劇学科の1年生。専攻は演技、演出、舞台美術。

演劇学校を皆さん卒業してきているせいか、身体のバランスが良いというか、覚えが早いというか。

沢さんが時折映像に撮ってあげて動きを見せてあげると、「ああ、ここが悪いね」という感じで自分で改善点をすぐに見つけて直していけるという優秀さ。

WSは基本的に沢さんやイヴォナさんによる通訳で進んでおりましたが、講師陣が日本語で言うことが時々なぜか伝わってる風なのも面白かったです。矢吹さんの「アールイテクダーサーイ」（←英語風日本語）とか。
もう一人のあしり座ヨーロッパ支部メンバー・イングリットさん（左）もブダペストから駆けつけてくださいました。

WSでは、学生さんの足りないところを埋めるという活躍ぶり。
みんなの真剣な眼差しがとても良いです。


私と同じく第2陣でこの日の11時近くにプラハ入りした池内さんも、到着早々WSというハードスケジュールにも関わらず、素晴らしい講師ぶりを発揮。さすが。

こちらはあっきーさん。

大学卒業したばかりですが、中学生から人形浄瑠璃講習会に通っているので、人形浄瑠璃歴はもう10年とな。さすが。

それにしてもあしり座、今週は東欧ツアー参加組のほか、ロシアに行ってる団員もいれば、残った団員は札幌でタイからの取材を受けたりしていたそうで、札幌一番の国際派じゃないですか…。すごいな！
話戻り。
この後、途中で抜ける学生のために、あしり座によるちょっとしたデモがあり


この日一番盛り上がったと言っても過言ではない、立ち回りのレッスン。

ちなみに人形を遣う前に、最初に自身で動きを覚えるのですね。

刀でやりあう時は

ちゃんと「カキーン」という効果音入りです。

これまた飲み込みが早くて、ちょいちょい良い動きを挟んでくる学生たち。


最後は、えーと、名前をちょっと失念しましたが、お祝いの踊りの動きだけを一緒にやって終了。

皆さん、お疲れ様でした〜！楽しかったです〜！


WS終了後はツアーメンバーと夜ご飯。池内さんのボリュームありすぎる豚肉（膝周りのお肉ですって）に驚きつつ。山わさびが素晴らしい効果を発揮してました。チェコにも山わさびがあるのですねえ。

（自分の食べたのの写真は撮り忘れた。）あと、どう見てもレモネードとは思えないレモネード。

味もどう考えてもレモネードとは思えないのだけど、このレストランではこれがレモネードとして出てくるのだそうです。
食後解散して、私もちょっと疲れていたのでパン屋で朝食用のパンだけ調達して帰宿。
今朝はぐっすり寝て、体力も回復。ツアーメンバーは9時から劇場入りして仕込み等されているのですが、私は今日は夕方くらいまでちょっと観光して、その後劇場入りさせていただく予定です。
ああああああ、今夜はいよいよ『OKHOTSK オホーツク -終わりの楽園』世界初演！
楽しみだー。
※東欧ツアーのブログはこちらにまとめておきますね。
（編）