北海道ダンスプロジェクト公演「新たなる挑戦~NEW CHALLENGE Ⅵ~」へ行ってきました。
2017-new6-1
5分間のダンス作品を発表し(これまではHDP会員のエントリーだったのが、今回から全国公募で作品を募集!)、その場で舞踊評論家の乗越たかおさんやNDA International Festival芸術監督のユ・ホシクさんがコメントするという「公開アドバイス」、
プラス
各スタジオの作品、前回のNEW CHALLENGE賞受賞者作品、ゲストダンサー作品が発表されるという盛り沢山の内容です。
今回の公開アドバイス作品は全部で21作品。私は夜の部の10作品を拝見しました。
印象に残ったのは2作品で、1つは堀尾健二さんの『Drifter』。トランクを小道具にしたソロ作品で、なんだか爽やかで雰囲気のある作品だなーと。
ちなみに、「小道具」に対して乗越さんが「観客が予想する動きをするくらいなら、使わない方がいい」みたいなことをおっしゃっていて
仮面を小道具に使った別作品でも
「仮面を使って二面性を出すのは使い古された手法なので、使う以上は観客の予想を裏切る1アイデアがないと安易。仮面を外したあとの動きの質はガラリと変えて、身体の周りの空気も変えるぐらいでやらないと。」って、なるほどなー。
もう1つ印象に残ったのは、櫻井ことのさんの『Listen to me!』。動きがもったりしているのに、つい見てしまう不思議…!(乗越さんも「妙な味がある…」って評していた。)

NDAへのエントリー権が与えられるホシク賞には、1部で発表された山口真美さんの『若コイン』が、乗越賞は先ほどの堀尾さん『Drifter』が選出。パチパチパチ〜
昨年乗越賞を受賞した林英貴さんの『どうせ俺のダンスなんて見ないんだろう』も、なんだかよかったです。
年齢(確か40代)、ダンサー的に多分平凡であると自覚している才能、サラリーマン生活。
という境遇を全て飲み込んで、だけどダンスが好きだ!ということを作品化していて、これは彼にしか作れない作品だなあ、と。
そして、ゲストダンサーのキム・ファンヒさんは、やっぱり見入っちゃったなあ。なんだあの身体!
私、ダンスが、しみじみ好きであります。
最後の乗越さんの「まとまっているということは、自分の力量内で作っているということ。そこを突き抜けていくパッションがほしい。破綻していてもいいので、こちらがびっくりするような挑戦する作品を期待」という言葉にも納得。
公演タイトルが「新たなる挑戦」ですしね。
ちなみにダンス公演で今後楽しみにしているのは、2/17(金)の『FOREST of NEW ARTS』
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と、3/17-18『Sparrowwwwww
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かな。
あ、そして過去の『新たなる挑戦』シリーズについては↓下からどうぞ。
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※『新たなる挑戦 〜New Challenge〜Ⅴ』(2015年)についてのブログは、こちら
※『新たなる挑戦 〜New Challenge〜Ⅳ』(2014年)についてのブログは、こちら
※『新たなる挑戦 〜New Challenge〜Ⅲ』(2013年)についてのブログは、こちら
※『新たなる挑戦 -NEW CHALLENGE- Ⅱ』(2012年)についてのブログは、こちら
(編)
 
 
 

 

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