月曜日のことになりますが、劇団アトリエ『学生ダイアリー’14』を見てきました。
2012年に初演していますが、このたび台詞や人物設定等全く異なる作品となってカムバック。
ここに出てくる集団は「お祭り(だったかな?)サークル」で、上下関係とかサークルの伝統っぽいものとか、そこでしか通用しない精神性が幅を利かせる中、
それぞれのプライドを死守するための攻防戦が繰り広げられるの、端から見るとホント滑稽だなー。
と、しみじみ。
本作にはちょっとチャーミングな笑える箇所もあったり、(自分的には、アトリエの作品で「チャーミング」さを感じるのが新鮮だった。)
一気飲みコールが廃れず、むしろニューバージョンなんかもできて継承されていくところに、この行為のお手軽さと欲望され続ける背景を感じたり。
そして、初演と比べて圧倒的にいいなと思ったのはラストでしょうか。
登場人物の痛烈な後悔と、それが挽回されることなく終わるのを見て、苦い気持ちが生まれた人は、逆にとても幸運。
なぜなら、私たちは「生きている」から。
『学生ダイアリー’14』は、終演とともに終わるのではなく、終わった時に本当の始まりがある作品だと思いました。
そういうのって、いいよね。
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