蠍座で公開中のドキュメンタリー『ぬくめどり 〜鷹匠の世界〜』を見てきました。

蠍座通信に「日本の文化を正しく伝えるドキュメンタリー。だが、その枠をもこえてしまったドキュメンタリー。」と書いてありましたが、
どうにもモヤモヤしてしまって、映画に出てくる田籠善次郎17代鷹師の師匠であった花見薫さんの著書『天皇の鷹匠』と、
映画に出てくる日本初の女性鷹匠 大塚紀子さんの著書『鷹匠の技とこころ』を購入。
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花見さんは、あくまでも「狩り」のために職人として鷹の能力を磨く感じがいい。「鷹が死んでも特に供養はしませんでしたね」という言葉に納得。
大塚さんの本は帯にあるとおり文化の継承に重点を置いていて、両者のスタンスの違いが興味深かったです。
もう少し自分の中でバランスをとりたくて、札幌の鷹匠と言えば、の本田直也さん(円山動物園飼育員)の記事を探す中で出てきたこのページ、の
“「鷹と人間の間にあるのは信頼関係ではなく、エサと狩りという習性の利用、それだけですからね」と飼育員さん。”
という言葉にもホッとした次第です。
「鷹匠技術を使った猛禽類の野生復帰」というのもいい。
野生のものを野生に戻すために、人間の技術がいきるなら、もう全くモヤモヤしないんだよな。
いやはや。
(編)
 
 

 

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