今回の遠出のお供。
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平野紗季子さんの『生まれた時からアルデンテ』。
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「戦慄の1991年生まれこと平野紗季子によるファン待望の初著書。生まれた時からアルデンテな平成の食文化を綴った新しい時代の味覚エッセイガイド。
世界一のレストランからロイヤルホスト観察記まで、食を楽しむことへの思いを文章と写真と引用につぐ引用で構成した一冊。
小学生時代の赤裸々すぎる日記や、食文化 カタログなど特別収録多数」(平凡社のサイトより)
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自分が舞台作品に触れて、この世界や自分についてあれこれ考えるように、
平野さんは「食べること」を通して、この世界や自分についてあれこれ考えているのが、とても面白かった。
「予想を裏切られ、未知の感覚にぶち当たること。それを体を通して感じること。」なんて、まさに自分が舞台作品をこよなく愛する理由ではありませんか。
いろんな人が、その人の「好きなこと」を通して、あれこれ考えているのだなー。ということに、思いを馳せることのできた一冊。
例えば、
「(略)私には、漂白された食卓を喜んでは「大好き」とはしゃぐ短絡的な感性が浮き彫りになっていた。きっと「愛する」ってずっとしんどい。例えばそれは食べ物が来た道のすべてを受け止めることなのかもしれない。」
彼女が「短絡的」と語る感性は、私にも、ある。だから、この一文を読んだときにハッとしました。
他にも
「他人の舌で味わった人の言葉は弱い。」
「実際にその食事と対峙する時には答え合わせの追体験でしかないなんて、そんな不感症グルメがあふれている気がする。」
など、「食」以外のことにあてはめてもうなずける、名言多数。
一番興味深いなと思った言葉は巻末にひそんでいて、これはこの先、ことあるごとに考えていきたいな。
ちなみに、文中で紹介されていた「ポテトチップスラーメン」も早速試してみたのだけど、うん、浸す行為はちょっとドキドキしました。
本書はネットでは品切れになっているみたいですけど、ジュンク堂とか本屋さんにはまだ置いているんじゃないのかしら。
気になった方は足を運んでみてください。
そして、巻末で紹介されていた辺見庸さんの『もの食う人びと』が本屋さんに売っていたので、帰りのお供はこちらを。まだ途中ですけど、これまた読み応えのある…
(編)
 
 
 
 

 

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