いよいよ最終日!なこの日は、お宿から徒歩15分ほどの日本民藝館からスタート。

建物がまず素敵や〜。

展示は撮影不可だったので写真はないけど、2時間かけてのんびり観ました。芹沢銈介の生地を使った着物は本当にかわいいなあ。2019年に訪れた静岡市立芹沢銈介美術館(設計:白井晟一)のことも思い出しつつ。

で、お昼ご飯を食べて、

午後からは東京国立近代美術館(設計:谷口吉郎)の企画展「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」を。

章立て・主な展示作品は公式サイトのこちらからどうぞ。

中でも

3章 戦場のスペクタクル

日中戦争から太平洋戦争にかけて、陸海軍は作戦記録画の制作を画家に依頼し、その成果は各種戦争美術展で発表されるようになりました。戦況を伝えるために、写真や映画ではなく、絵画を活用した理由はどこにあったのかを、戦闘場面のスペクタクル化という観点から考察します。

で観た、田村孝之介《佐野部隊長還らざる大野挺身隊と訣別す》なんて、ジャングルの木々の葉から差し込む光が大野挺身隊に当たる光景とか、こんなのを見たら自分の中の軍国少女が目覚めるに違いないなと…。

(※Tokyo Art Beatの本展レビューに作品写真が載ってるので、こちらからどうぞ

あと山口蓬春《香港島最後の総攻撃図》は

今まで戦争画に日本画のイメージがなかったもので新鮮だったのと、やっぱ単純に格好良いと思ってしまう自分もいたり。

絵画の力よ…絵って凄い(怖い)ものですね…。

6章で観た浜田知明《初年兵哀歌》は初日に訪れた横浜美術館のコレクション展でも観ていたのですが、集中的にいろいろ観て回った数日間だったので記憶が混線しており、「なんでこれ知ってるんだろ?」と一瞬不思議な気持ちになってしまった。(一典氏に聞いたら「横浜美術館で観たしょ」とあっさり言われた。)

あと7章の「よみがえる過去との対話」のところでは、何と言っても「市民が描いた原爆の絵」が辛かったです…。(広島平和記念資料館 平和データベースからも見ることができます。)

お次はもう一踏ん張りして「所蔵作品展 MOMATコレクション」を。

3000㎡に200点近くが並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。「ハイライト」では近現代美術を代表する作品を揃え、当館のコレクションの魅力をぎゅっと凝縮してご紹介しています。 今期はとにかく豪華です!

という解説から始まる1室。楽しい。

続く2室では、ポーラ美術館「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」でゴッホへの憧憬?賛美?の言葉を熱く語っていた岸田劉生の、妻に対するドイヒーエピソードなんかもあったりして、自分の中の評価がダダ下がりした次第。

とは言え、3室の岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》の解説(上のリンク先から読めます)とか、国立近代美術館の解説は観るこちら側も能動的かつ楽しく観ることのできる文章で、何か良かったなー。

7室の「戦後の女性画家たち」も良かった。

最後の12室を観る頃には脳みその疲弊具合がすごかったもので、李禹煥の作品

《応答》2022年制作

が沁みました…。

↑一典氏と李禹煥

観終わると同時に閉館の案内が流れて、3時間半たっぷり観たーーー!!疲れた。

そして帰り際にパレスサイド・ビルディング(設計:林昌二)を眺めつつ。

これまた当初の予定では、もう一つ欲張ってこの後に展示を観に行けるかな?という感じだったのですけど、疲労困憊&お腹も空いたということで、早々に空港へ移動してのんびり過ごしたのでした。中年に無理は禁物!

そんなこんなで

大充実の建築遠出5日間が無事終了。あーーーー楽しかったなああああ。また建築目当ての旅行ができますように。

旅行中いろいろ気遣ってくれた一典氏にも感謝感謝であります。

(編)

 

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