7日(金)から始まる公演『短いのん。』を控えたイレブン☆ナイン。
先日、ある取材でイレブン☆ナイン代表の納谷さんから演技論を聞く機会がありまして、頂いたお返事とか、そこに書かれていた内容が、ちょっと意外だったというか
自分の中で、今までと違う見え方があったような気がしたのです。(何が?と聞かれると、漠然としているのですが)
逆に、何で今まで、作品からそこが見えなかったのだろう?とも。
なんてことをボンヤリ考えていたら、『短いのん。』の稽古を見学させて頂けることになったもので、昨夜イレブン☆ナインの稽古場へお邪魔してきましたよ。
『短いのん。』では、愛知県長久手市で毎年開催される短編演劇祭『劇王』(日本劇作家協会 東海支部プロデュース)に、イレブン☆ナインが2011〜2013年に出品した三作と、2011年の教文短編演劇祭優勝作品、プラスもう一つ、の計5つの短編作品を一挙に公開。
(各作品の詳細はこちら)
なのですが、
「おお」って思うような、ちょっとした構成の仕掛けあり、です。(昨夜判明)
↓こちらは、『俺はジャッジャー!!』の一場面。
納谷さん演じる、売れないベテラン役者がお馴染みの演技論を語るシーンは、もう自分にとって超タイムリー。
先日とても丁寧に教えて頂いたこととまるきり同じことを、大真面目に楽しそうに語る売れないベテラン役者は、なかなかにチャーミングでした。
稽古場には山下澄人さんの姿もあったのですが、とても興味深かったのは、彼の言葉でちょっとだけその場の演技が変わると、自分が「何で今まで見えなかったのだろう?」と思っていたものがスルリと見えてくることで。
元々そこにあったのだけど、何か上からかぶさっていて見えづらかったものが、スッと見えるような、そんな感覚。
私は『俺はジャッジャー!!』の初演を見ていませんが、多分一度見た人たちにとっても、今回のものはもしかしたら印象が結構変わるのではないかしら。
と思った次第です。
昨夜は各作品のほんの一部しか見ていないので、本番どんな形になるのか、とても楽しみ。
チケット予約はこちらからどうぞ。
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