飛行機が遅れて間に合うかどうかヒヤヒヤした、本日14時からの第6回さっぽろ学生演劇祭『西の空と東の空のあいだ』。
を、無事観劇。
本公演は、札幌市とその近郊の大学・短期大学・専門学校に通う学生が共同でつくった作品で、15校30名の学生が参加しているそうな。
「身体」回帰と言いますか、とにかく存分に身体を使って、声もマックス!みたいなスタイルだったことが、まず興味深かったです。
彼らが今したいことが、これなんだなあ、と。
ダンスの世界でも、身体性への回帰が見られるみたいですしね。たまに踊り死にそうになって息も絶え絶えなダンサーさんを見ると無性に感動するのですが、そういう躍動する身体を眺める楽しさがありました。
他にも、「お?」と思うところがあって、
例えば、複数の声による効果音で台詞が聞こえない、というように、話の筋よりもそこで起こっている状況を重視するところとか、
気持ち良いくらい脈絡のないシーンが入ったりとか(あとから夢の中での出来事だったから、とわかるのですが)
静止画の上を突如複数の人が走り抜ける、アニメのコマのようなシーンがあったり、などなど。
見ていて新鮮でした。
余談ですが、引用される音楽や台詞がことごとく古さを感じさせるもので、かなり違和感があったのですが、あれは幅広い観客が見に来るTGR仕様なのでしょうか?
そこがちょっと、個人的に勿体なく感じたところでありました。
あとは、もしきちんと物語を届けたかったのなら、聞き取りずらい発声は改善点の一つかと。
(編)

 

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