2026年7月24日でこぐま座が50周年を迎え、7月25日から記念公演がもりもりスタートしています。

トップバッターは人形劇キャンプ共同制作作品野外公演「ブレーメンの音楽隊」。

これは札幌、チェコ、台湾、タイ、ハンガリー、スロヴァキアの子どもと大人がワチャワチャする、かわいらしい野外劇でした笑。最初と最後の「うんこ〜」という歌は、とりあえずちびっ子は「うんこ」と言えばゲラゲラ笑うという、全世界の人形劇師の叡智の結晶ですね?(帰りの地下鉄のホームで、野外劇帰りのちびっ子が「うんこ〜」と連呼してて、とても微笑ましかった)

続いて観たのは、夜のパペット・ラボの2日目。

自分的に『モイモイ・オーシャン・パラダイス』でほとんどキャパオーバーの140名が入ったとき以来のギュウギュウぶりで、周囲の大人観客は一様に「腰が…足が…」とヘロヘロでした笑。

そんな中、『夏の夜の夢』以来10年ぶりくらいに見た人形劇団ボンドが順調におかしな作品を作っており、札幌の人形劇界も安泰だ…と嬉しくなりつつ。

サワ・マリエさんの作品もさすがの一言だったな〜。彼女が中学生?くらいのときに一度お会いした記憶があり、DAMUを卒業されたのか〜としみじみ。

沢さんと矢吹さんの「若い奴らには負けねえ…!」感も良かったです。特に沢さんの『カニ』はインパクトある写真しか見たことがなかったもので、「わー!リアルヘンテコカニ!」と心の中で大喜びしてしまった。

矢吹さんの『眠い町』は、近代化による環境破壊を題材にしつつ不思議な雰囲気のある童話が原作。トランクや電灯に施された仕掛けも楽しく、影絵も含めたアナログな技法によって、少年がさまざまな場所で目にする光景を美しく表現しつつ、随所に笑いもしっかり入れてくるところがさすが…。

ちなみに今後に控えている記念公演で自分が観ようと思っているのは、演劇シーズンで上演される『OKHOTSK』と、9月のArtStage SAN(from韓国)『ダルレの物語』です。

『OKHOTSK』は2013年初演、2015年の再演時に2日連続、2016年のさっぽろ演劇シーズンで3回、2018年に1回、さらに好きが高じて2019年の東欧ツアーに勝手に同行したくらいで、同じ作品を二度観ることすらほぼない自分にとって特別な作品であります。

※『OKHOTSK』関連のブログはこちらにまとまっています。

(他に再演のたびに観ているのはELEVEN NINES『12人の怒れる男』だけかも。これも今年の演劇シーズンで上演されますね!)

思い返せば、自分が人形劇に目覚めたのは、2009年にやまびこ座で上演された沢則行さんの人形劇『KOUSKY(コウスキィ)』との出会いで。

あまりの衝撃に終演後楽屋へ押しかけ、当時作っていたフリーペーパーWG用のインタビューをお願いし、沢さん号を勢いで制作。以降、札幌での沢さんのWSなどひたすらに追いかけ、とうとう珠玉の『OKHOTSK』が生まれ、こうやって札幌での上演を重ねてくれていることに感謝しかない…。

7年ぶりに観たら、どういう風に自分は受け止めるのかなー。今回も「オットテール:嘆く女」が流れると同時に落涙しそう…。楽しみ!

(編)

 

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