二日目のスタートは、ENVISIプロデューサー吉川さんのご案内による現地視察から。
内陸部の木々はとても高い位置から枯れており、そこまで波が来たのかと思うと、改めて今回の異常さを感じます。誰も思わないよね、こんなところにこんな高さの波が押し寄せるなんて…
写真で何度も紹介されている、鉄骨だけになった役場跡ですが、吉川さんも生き残った役場の方も、「まだここに降り立つ気持ちにならない」とおっしゃっておりました。
ホテルに戻ってからはシンポジウム。

左から東京大学教授の小林康夫さん、ENVISIプロデューサー吉川さん、ニッセイ基礎研究所の吉本さん、多摩美術大学の椹木野衣さん、アーティストの開発好明さん、アートディレクターの北川フラムさん
時間切れな感じで、討論に至る前に終了した感が。
午後からは福興市に行ってまいりました。

たこチャン麺、美味です。

海鮮ハットもボリュームたっぷり。

つい食べ過ぎました。
そしてステージには、「海を超えて、性別も超えてやってきた」すすきののニューハーフショークラブのLaLaTooが登場。

まさか南三陸町で、すすきののニューハーフショークラブの方々を観るなんて。
彼らの前のステージでは、応援ソング的なライブをしていたのですが、LaLaTooは郷ひろみの『Goldfinger 99』です。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=8s2bzAolQWE&feature=related[/youtube]
南三陸町に、すすきののギラギラ感。いいぞ!LaLaToo!
ライブの後は、屋台のおじさまやおばさまたちに大人気だったのでした。
一方、会場内では被災された方々による「語り部ガイド」も催されておりました。当たり前のことだけど、一人一人に彼らだけの震災体験があり、それは今でも続いているのです。
屋台が並び笑顔で来場者と触れあう姿も、震災について語る姿も、これからどうしていけばいい?と想い悩む姿も、全てが同時に一人の胸の内にあり、来場者の胸の内にもあり。
重い石は重みを増して、さらにぐっとお腹に力が入るひと時でした。
そんなこんなで全ての行程が終了し、私はフェリーでいざ北海道へ。

海は広いなあ

見えてきた見えてきた

船員の皆様も甲板に出てまいりました。

あちらの港から、小さい船も出てまいりました。

楽しい…
船旅は時間はかかるけど、大浴場はあるし、自由に船内を動き回れるし、じっくり本も読めるしで、結構気に入りましたよ。
機会がありましたら、ぜひ皆様もフェリーの旅をどうぞ。
(編)

 

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