前回の続きで、
11/6(金):オンラインのアート・プラットフォーム「e-flux」の映像プログラム「Ecology After Nature: Industries, Communities, and Environmental Memory」の、「Part Six | Anthropocentric Pasts and Planetary Futures, or Death as New Beginning」に滑り込み。
お目当は、ディン・Q・レ『ザ・コロニー』(2016年)です。

(全編は上のリンク先から見れます。)
映し出されるのは、グアノと呼ばれる天然肥料(海鳥の糞)が豊富に堆積するチンチャ諸島。19世紀初頭にスペインがペルーを征服し、大規模な採掘が始まると、もっぱら中国からの契約移民が作業に当たったそうです。
映像には元労働者の宿泊施設と思われる建物の内部も映っていたけれど、タコ部屋のような感じで…労働環境も劣悪だったろうな…。
しかも1856年にはアメリカでグアノ島法が成立。その島が占領されておらず、且つ他国政府の管理下におかれていなければ、アメリカ合衆国市民はグアノが堆積している島を領有することができ、必要がなくなったら放棄できるという、すごい身勝手な法律で(すごい…)。
しかし、採掘労働者たちが鳥や卵を自分たちの食料にしたため、グアノはすぐに枯渇。
でも、映像には現在の採掘現場の様子が収められていたから、細々と続いているのかな?
採掘したグアノが入った黒い袋が積み上げられた光景は、さながら神殿のようでした。現在の採掘環境も、あんまり良くない印象でしたけれども。
この日は、同シリーズから、Rugilė Barzdžiukaitėの『Acid Forest』(2018年)もチェック。

EUによって保護されている鵜が繁殖しすぎて、その大量の糞によって土壌が酸性化し、松の木が枯れてしまった森が舞台。
岐阜の千本松原でも同じような問題が起こっていたのですね。
チンチャ諸島では、その堆積した糞が「ザ・人間の強欲」の標的になったわけですが、鵜を保護する現代は現代で、こういう感じになっているのか〜。
e-fluxの「Ecology After Nature: Industries, Communities, and Environmental Memory」、明日11/8の1日限り、パート1からパート6まで一挙公開するみたいです。
いくつか見てみたいのあるけれど、明日時間あるかな…。
これまた長くなったので、続きは次に。
(編)

 

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