National Theatre of Scotlandが5月からスタートさせた、デジタルの短編作品シリーズ「Scenes for Survival」。

(↑先週アップされた3本のうちの一つ。)
劇作家、演出家、俳優がリモートで制作する作品は、自主隔離中の俳優の自宅等で撮影され、現在50の作品がアップされています。
初期の慣れない自主隔離生活の様子を描いたものから、最近だとCOVID-19でパートナー等近しい人を亡くした人たちのその後の日常を切り取ったものなど、シリーズを通した変遷(それはすなわち、今生きる人たちの日常の変遷でもある)を感じることができて、COVID-19流行下で人々が受けた影響を物語るアーカイブとして貴重なものになってるような。
「Scenes for Survival」では、これまで100人を超えるアーティストやクリエイティブスタッフがコラボしてきたそうです。10分未満のものが多いので、気張らずちょっとした合間にサクッと見れるところも良い。
先週アップされた作品の一つでは(スコットランド・)ゲール語を話していて、それも興味深かったっす。
続いて
メトロポリタンオペラ(MET)『アグリッピーナ』

METの無料配信「Nightly Opera Stream」から(昨日までの公開)。アグリッピーナが夫クラウディウス帝を排除して、息子のネローネ(ネロのイタリア語表記)を帝位に就けるまでを描くお話の、内容をそのままに舞台を現代に設定。
これが、めっちゃ面白かった…。現代化演出って、通常演出より興味深く見れて好きだなー。小洒落たバーで、ヘンデルのピアノ曲バックにスウィングするのとか、自分的に新しい…。
音楽のほか、主要キャストの演技も自分好みでした。特に、アグリッピーナの息子ネローネを演じたケイト・リンジーの中性的な格好良さ!

女性歌手によるコカイン中毒な不良少年。ネローネ、ヤバかったなー。
先週はあと、
ドキュメンタリー『真相!北朝鮮のダークな国家秘密』@アマプラ

↑犯罪国家ぶりがすごい。あと国民ができる髪型も決まってるのとか、なんでそこまで…という謎に厳格な規範が辛い。
あと
この記事を読んで、タイラー・ペリーの映画でアマプラにあったこちらも。

脚本・監督作品がネトフリの方にもあったので、次はそちらを見てみたい。タイラー・ペリー。ほうほう。
今週からは、エディンバラ国際フェスティバルのオンラインプログラムをいろいろ見ていこうと思いつつ。エディンバラって、フリンジのことをなんとなく知っていた程度だったのだけど、毎年8月に国際フェスティバルやフリンジを含めて5つのフェスが開催されているのですね。すごー
フリンジの方もオンラインプログラムを発表していて、アーティストに少しでも収益が上がるようなプログラムが組まれているのだけど、国際フェスティバルも、このオンラインプログラムの実施を通じて、500人以上のスコットランドのアーティストやクリエイター、技術スタッフの雇用を生み出しているそうです。
National Theatre of Scotlandと合わせて、スコットランドづいてます。
(編)

 

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