なえぼのアートスタジオ・メンバーの風間天心さん企画による対話イベント[ Monk × Artist ]へ。
DSCN1726
お話いただいた僧侶の方々は、内平淳一さん (浄土真宗)、上川泰憲さん(法華宗)、玉置真依さん(真言宗)。
なえぼのアートスタジオのアーティストからは、大橋鉄郎さん、進藤冬華さん、山本雄基さん。
そして進行役に、アーティストで僧侶でもある風間天心さん(曹洞宗)。
こうやって字面を見ただけでも、何だかすごい。
前半は、アーティスト側からの「仏教」に対する質問。仏教の中で日本独特の語られ方というものがあるのかどうか、それぞれの修行について、宗教と美術の似ているところは?などの質問が。
後半は、僧侶からの「アート」に対する質問。お布施に関連(仏陀バンクも紹介されてた)して美術における経済の成り立ち方や、作品を世に残す者としての「死」との向き合い方、「説明」と「わからなさ」のバランスについて、などが出ておりました。
最後は会場から質問をもらう時間も取ってくれたので、張り切って真っ先に質問してしまったのですが、安心のお寺さがしポータルサイト「まいてら」とか、今回の対話イベントのようにお坊さんと話せる機会を提供する「サッポロオープンテンプル」など教えてもらいつつ、「なんならFBで僕らに友達申請してください」とおっしゃっていただいたので、早速申請した次第。
他に「北海道と本州で宗教観の違いはある?」という質問とそれに対する回答も興味深かったのだけど、
この日一番「ああ、こおいう話す場をつくることは大切だなあ」と感じたのが、最後に出た学生さんからの質問でした。
「絵を描くことは楽しい。でも不安がある」自身に対して、アーティストと僧侶、両方からのアドバイスがほしい、というもので
彼とほぼ同年代のアーティストである大橋さんが返していた、「〜を好きでやっている」と言う時、本人がそこだけを見ようとして、他のことを見ないようにしている…という発言にハッとしたり。
「好きでやっていることだから」という明確な意思の周りに漂う心理の解像度を高めていくと、そこにはどんな感情や思考が隠れているのでしょうね。
参加僧侶の中で、年長者ということで回答していた泰憲さんの答えにも納得するものがありました。
そして
終了後、お隣の席に座っていたアーティストの鈴木悠哉さんから出た「不安を引き受ければ、それだけ自由になれる」という言葉も、本当にその通りだなーと。
名言!
対話を進める中で、仏教とアートに共通する部分も出てきて、なかなかに興味深い時間でありました。内容はいつかなえぼのアートスタジオのサイトにアップされたりするのかな?
2回目も今後開催予定のようなので、気になった方はぜひ次回参加してみてください。
天心さん、お疲れ様でした〜!
(編)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA