遠い記憶になる前に、11月後半の振り返り。たくさんの再会と出会いがあって、良い後半だった〜!
まずその1。
AIR CAMP2016で講師として招へいしたベトナムのアーティスト、Tuan Mamiが三鷹で開催されるTERATOTERAで作品を発表するというので、急遽東京へ行くことに。
オープニングの前日入りしたので、とりあえず森美術館で開催中の『カタストロフと美術のちから』展を。
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アイザック・ジュリアン《プレイタイム》

池田学さん平川恒太さんあたりが印象的だった記憶。メモも写真も忘れるとダメですねー。
翌日は午前中お宿で仕事して、午後からのんびりTERATOTERAへ。
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こちら↑駅前でライブペインティングしていた林千歩さんの作品。(写真は結構夕方近くなってからの様子)
お目当のマミの作品は《In a Breath-Nothing Stands Still》と名付けられたプロジェクトから。ハノイ近郊にあるハナムという町(ご両親の故郷)で起こっている、鉱物資源の過剰採取によってもたらされた環境破壊、住民の生活環境の激変、汚染などの問題から、神話を思わせるような映像作品を生み出していて、その美しさと、苦しみに胸を打たれました。
一見靄のように世界を美しく覆うものが、近づくことで粉塵とわかり、途端に痛みに変わるというね…。
マミとも、その場ではもちろん、夜のレセプションなどでもたくさん話せたので良かったです。
そのあとに見た高田冬彦さんの作品は、マミとは真逆のベクトルの極地で最高でした…。
のあと見たキュンチョメの作品も良かったなあ。

ハーフの男の子が言ってた「今基地を否定すると、今いるハーフの居所がない。かわいそうじゃないですか、人間なんで」って言葉にハッとしました。その視点は今までなかった。
TERATOTERAは昨年に引き続き、二度目の鑑賞だけど、毎回良い!しかも今回は、テラッコというボランティアのスタッフが、アーティストのセレクトから運営まで一手に担ったのですって。素晴らしいですねえ。
レセプションではSa Sa Art Projectのリナや、Nowhere Art Studioのお二人とも知り合えて良かったです。
満足満足。
(編)

 

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